Excelで対数の値を計算してみる


■「金利4%で元本が1.3倍になる年数」を計算する■

Excelの関数機能では、常用対数自然対数それ以外の対数(底が10およびネイピア数eでない対数)いずれも、すぐに計算することができます。


まず、「金利4%で元本が1.3倍になる年数」を表す対数、log_{1.04}1.3をExcelで計算する手順を紹介しましょう。



1.「fx」ボタンをクリックすると、「関数の挿入」という箱が出てくる。その中にある「関数の分類」で「数学/三角」を選ぶ。




2.「関数名」に並んでいる関数の中から「LOG」を選んで、「OK」をクリック。



「関数の引数」という箱が出てきます。


3.「関数の引数」の箱の中の「数値」となっている空欄に真数を、「底」の空欄には、底にする数値(金利4%なら1.04)を入力。



4.「OK」をクリックすれば、セルに「\bm{l}\bm{o}\bm{g}_{\bm{1}\bm{.}\bm{0}\bm{1}}\bm{1}\bm{.}\bm{3}」の値が表示される。



6.689431と出てきました。


「金利5%で、元本が2倍になる年数」を表す対数ならば、「関数の引数」の箱の「数値」の空欄に2を、「底」の空欄には1.05を入力すると、即「14.2067」という値が表示されます。



■常用対数ならば[LOG10」を、自然対数の場合は「LN」を選択■

底の値が決まっている常用対数や自然対数の値を出すのはもっと簡単です。


1.先ほどと同じように、まず「fx」ボタンをクリックして「関数の挿入」の箱を出し、「関数名」のリストの中から、常用対数は「LOG10」を、自然対数ならば「LN」を選ぶ。



「関数の引数」の箱が出ています。


2.「数値」のところに、真数を入力。



真数が2の常用対数ならば、「LOG10」を選んだ後、数値の欄に「2」を入力します。


3.「OK」をクリックして終了。



0.30103と出てきました。   ◇