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円債・データのヘルプ

国債利回りチャート

データについて: ソースは財務省・金利情報です。市場実勢価格から求めた半年複利利回りをプロットしたイールドカーブを元に、1〜10、15、20,25,30,40年の残存年数に対応する利回りを算出したもの、だそうです。よくあるご質問 > 国債ページの「金利情報」項目に説明があります。

「Yr10」とあるのが10年債(藍色の線、左目盛)、「Yr5」が5年債(ピンクの線、右目盛)になります。以下、過去30年のチャートです(不定期更新)。

過去30年

JGB chart 360months

1990年以降、利回りの下降トレンドが続いています。10年債で2%を確実に上回るまでは長期下降トレンド継続かと思われます。

イールドカーブ: 25年前、20年前、15年前、直近

X軸は国債の償還年限になります。Y軸は利回り(%)です。

JGB Yield Curves

25年前、バブル退治で金融引き締め政策をとっていました。カーブは右下がりの「逆イールド」(黄色の線)。それから5年の間に引き締めは終わり短期金利は急低下。右上がりの「順イールド」(緑の線)に変化し、カーブ全体の水準も下がって日本は「低金利時代」を迎えることとなりました。更に5年後、カーブの水準がより下がり「超」低金利時代と呼ばれるようになりました(ピンクの線)。そして今現在「異次元」低金利時代となっております (藍色の線)。

本日の国債市場

長期国債(10年)先物の価格変化を掲載しています。価格の上昇(下落)は利回りの低下(上昇)なわけですが、先物価格10銭の変化は利回りで約0.01%(1bp(ベーシスポイント、万分の1)の変化に相当します(2015年3月現在のアバウトな計算です)。

先物価格が日々どれぐらい動いているかというと、2011年4月からのデータでは、1σ(標準偏差)=約20銭でした。2σの±40銭ぐらいまでの値動き(利回りで±約0.04%)は珍しくないことになりますが、それを超えてくると「今日はよく動いている」感が強まってきます。

先物価格は最安受渡適格(Cheapest to deliver)銘柄の値動きに連れて動きます。2015年6月限月では、償還日が2022年6月20日の銘柄が最安になっています。10年国債先物とは言え、実際のところは7年ちょっとの国債の方が連動性が強いことになります。

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