2010年4月1日、この銘柄は前日比下落で引けました。よって、ポジションはショートとなりましたが、果たして、このショートポジションは儲かったのか、それとも損してしまったのか。
それは、その翌日の4月2日の株価がどのくらい上がったか、下がったかによって確定します。
4月2日の引値は203,900円で、前日比2600円安。前日比%でマイナス1.26%でした。
ということは、4月1日のショートポジションは1.26%の利益をあげたことになります。
この「1.26%の利益」というのは、4月1日のシグナル「−1」に、翌日4月2日の前日比%「−1.26」を掛けた値にほかなりません。
もし、4月2日の引値が前日比上昇、すなわち前日比%がプラスだったとすれば、それに「−1」を掛けた値はマイナスになります。ポジションはショートで、株価は値上がりしたのですから、このマイナスの値は、「損」を意味します。
つまり、その日その日の「シグナル」の値に、翌日の「前日比%」を掛けて出てきた答えが、日々の損益(%)そのものになるわけです。
この日々の損益をF列に入れます。
4月1日にとったポジションの損益は4月2日に確定しますから、F列3行目(4月2日の欄)に「4月1日のシグナル×4月2日の前日比%」の計算式を入力します。指定する「シグナル」の行と「前日比%」の行が1行ずれている点に注意しましょう。
<図5-1><計算式の入れ方>
図5Aのように、小数点以下がたくさん出てきた場合は、先ほど使った「小数点調整ボタン」で修正します。
<図5-2>小数点第2位までにして、これもフィルダウンします。
<図5-3>これでデータ期間中の日々の損益が出そろいました。