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こんな売買をしたらどうなる? パフォーマンスを検証してみよう

<その1>陽線なら買い持ち 陰線で売却

株価は日々ランダムに動いているようですが、ローソク足チャートをじーっと見ていると、値動きに何らかの習性めいたものが感じられる銘柄があります。

たとえば、150ページで紹介している「陽線が出ると何日か続く」という習性。ローソク足チャートをひと目見れば、それがわかります。こうした「目に訴えかけてくる」という点が、ローソク足チャートの非常に優れた性質だと思います。

さて、そうした値動きの習性めいたものがある銘柄は、それを売買に活かすことを考えてみたいものです。もし、本当に「陽線が出ると何日か続く」のであれば、陽線が出た日の大引けに買い、陽線が続いている間は買い持ち。陰線(または寄り引け同値)になったら手仕舞ってポジションを持たない。再び陽線が出たら買い出動、という売買で利益を積み上げられることになります。

ただし、これを実践するときには、その「習性めいた値動き」が、少なくとも過去において「確かにその傾向がある」と言えるかどうか、それを調べる必要があります。

どうやって調べるのかというと、「習性」と目される値動きに便乗して売買したら本当に利益が積み上がっていったか、を過去のデータで検証してみます。

この検証、半年程度のデータならば、それほど手間がかかるものではありません。表計算ソフト『Excel』を使うと、ものの数分で結果が出てきます。

では、その具体的なやり方を紹介しましょう。

1. 必要なデータを用意する

150ページで紹介した壱番屋(7630)の2013年1月〜2013年6月28日まで、半年のデータで、「陽線なら買い持ち」「陰線または寄り引け同値(つまり、陽線でない)ならばポジションを持たない」という売買がどのくらい利益をあげたか調べてみます。

まず、この銘柄の時系列の株価データを用意します。

時系列データはヤフーファイナンスでも取れますし、楽天証券の『マーケットスピード』をはじめ、ダウンロードできるネット証券もあります(「個人的な使用しかしない」という同意が必要です。

検証に使うデータは

です)。

「高値」「安値」「出来高」など、ダウンロードした時系列データの中にある不要なものは削除してしまいましょう。

もし、「前日比プラスマイナス何円」という値しか出ていなかった場合には、その「前日比プラスマイナス何円」を前日の終値で割って、%表示しておきます。

これでデータが揃いました。  (次へ)





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