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こんな売買をしたらどうなる? パフォーマンスを検証してみよう

<その1>陽線なら買い持ち 陰線で売却

4.期間中の損益を累積すると…

では、この6か月トータルで累積損益はどのくらいになるのか、最終的な数字を出してみましょう。

今日時点での累積損益は、「前日までの累積損益+今日の損益」です。まず、スタートの日の1月4日は「ポジションなし」。その結果、1月7日の損益もゼロでした。この「1月7日時点の損益ゼロ」をH3のセルに入れておきます。

1月7日は陽線で買い持ちポジション。この買い持ちの損益はG4のセルにある0.55%です。H3のセルに入れた「前日までの損益0」にこのG4の「0.55」を足した結果をH5に入れます。

あとは、これまでやってきたのと同じように、H5のセルをワンクリックして右下の角にカーソルを当てて「+」にした状態でダブルクリック、または、クリックしたままの状態で一番下のデータまで引き下げます。これで、以下のデータも同様の計算が自動的になされます。

さて、6月28日時点の累積損益はいくらになっているでしょうか。

37.86%。あれ、意外に低い…。本書の中で紹介した時点では累積損益が60%近くあったのですが、その後の株価の乱高下でパフォーマンスを落としているようです。どんな具合で落ちたのか、累積損益の推移をグラフ化してみましょう。

5月8日をピークにパフォーマンスが右肩下がりになってしまっています。

株価の推移を見れば、この通り。

5月8日以降、「陰線が出ると、陰線が続く」という傾向になっていて、陽線が出ても続かなくなっていることがわかります。つまり、この下落局面では、「陰線ならば売り持ち」「陽線はポジションなし」が有効だったということで、「陽線ならば買い持ち」は逆効果だったわけです。

この例のように、値動きの傾向はその時々で変化することがありますから、折りにふれて株価チャートと照らし合わせながら、売買を再検証することが大切です。

ちなみに、6月後半から株価の下落も落ち着き、7月に入って以降は「陽線が出ると続く」という傾向が何となく回復しているような感じもあります。再び、「陽線ならば買い持ち」が効果を発揮するかもしれません。





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