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信用倍率は買い残が減少し8倍台に低下。評価損益率は8%台に乗せています。
前週4日、日経平均株価は2月28日の安値をわずかに下回って年初来安値を更新。翌5日、6日の続伸で、ひとまず下げ止まったかの様相となったものの、7日は大反落。下値模索の動きは今週も続き、昨日日は一時3万6000円を割り込んでいます。その直後からの反発で長い下ヒゲ陽線となり、目先底打ちを感じさせるような形になっていますが、本物の打ち止めはまだ先かもしれません。
時期的には、年度末の権利需要は見込めます。ただ、昨年10月からサポートとなってきた3万8000円を完全に粉砕したとなると、今度はこの水準が堅いレジスタンスになると予想されます。年度末にかけてリバウンドの動きとなっても、その辺りで上値が止まって下げ再開。改めて下値模索するという展開は想定しておいたほうがよさそうです。
チャートの教科書に従うならば、日経平均株価に関してはそうした弱気見通しにならざるを得ないところではありますが、しかし、個別銘柄全体の状況を見ると、前々週、前週と大きくは変わらず、地合いが悪化している印象はありません。
少なくとも現状は、「森よりも木」のスタンスが収益機会を見つける最良策だと思います。具体的な注目対象を探す際には、当サイトの高値安値更新銘柄リストや「上げ」「下げ」トレンド銘柄リストを是非参考にしてみてください。