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信用倍率は8倍台前半に低下。評価損益率は5%台に悪化しています。
前々週11日に日経平均株価が4万2000円台を超えるまで「日経平均株価は上がる一方で個別銘柄が売られる」という逆行が続いていましたが、それが12日以降は逆に「日経平均株価は下げているにも関わらず、個別銘柄は買い優勢」という逆行に一転。その状態も18日に日経平均株価が1000円近く下げたのを境に解消され、「日経平均株価も個別銘柄も弱い」という同方向になった模様です。
そうなると、日経平均株価がどこで下げ止まるかが市場全体にとっても大きな関心事になってきます。個人的には、5月半ばから6月半ばまで堅いレジスタンスとなっていた3万9500円水準が堅いサポートに転じる展開を予想していたところが、本日の下落でそのサポートは粉砕。3万9000円前後のサポートが機能するかどうかも怪しい状況です。
その下のサポートとなると焦点が絞りにくいのですが、ここは視点を変えて、スタンダード市場指数のサポートに注目してみるとよいかもしれません。スタンダード市場指数は17日の最高値1299.95ポイントから下げ基調となり、第一の主要サポート1273ポイントを本日ブレイクしています。ただ、この指数にとってより重要と目されるのは、5月から6月半ばまで堅いレジスタンスとなってきた1260ポイントの“転じてサポート”です。市場の実態を反映する傾向が観測される指数だけに、このサポートで下げ止まって反転した場合には、市場全体の見通しも明るくなると見ています。もし、このサポート水準が完全に粉砕された場合は、しばらく慎重スタンスで臨むのがよいと思います。