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信用倍率は引き続き売り残高が減少し、6倍台に上昇。6倍を超えるのは実に16年1月1週以来です。他方、評価損益率はわずかに悪化。7%台は維持しています。
前年度末から前週まで、市場全体に上向きそうな雰囲気がありましたが、どうも足踏み的な様相。日経平均株価は3万円が意識されて上値を伸ばせず、2部・新興市場も保合い的な動きから脱出できません。個別銘柄も、改善しつつあったトレンドが止まってしまったり、押し戻されたりしているケースが散見されます。
ただ、ひと頃に比べれば、強烈な売られ方をする例は間違いなく減っています。直近業績を発表した銘柄を見ても、結構な数字を出しながらも売り込まれることは毎度の如くあるものの、早々に買い直されていたりします。現状の足踏み状態は、言うなれば地固め的なものと見てよいのかもしれません。
この先約1ヶ月、業績発表が相次ぎます。これがきっかけとなって値動きが蘇る銘柄も出てくると思います。見どころのある数字を出したにも関わらず、「出尽くし」などと評されて売りまくられている銘柄は、有力な買い候補になりそうです。