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引き続き売り残増・買い残減少で信用倍率は4週連続低下。評価損益率はほぼ変わらず。
日経平均株価は前週末の強い動きが続き、今週も算出来高値更新でスタート。4万4000円も射程内の水準まで上値を切り上げましたが、昨日寄り直後の高値から売り優勢となり、昨日、本日と続落。4万3000円を下回っています。とはいえ、8月6日からの上昇を考えれば、“調整”と言うにも至らない下落でしょう。
というわけで、現状よく見ておきたいのは、この続落がどの水準で下げ止まるか。そのサポートとなった位置が、この先のトレンド継続パターンを予想するうえでひとつの参考材料になると思います。
もうひとつ、目下の注目点としてあげておきたいのがグロース250指数のトレンドです。この指数は21年11月からのベアトレンドの中で、反転を示唆するレジスタンスブレイクがあったのは23年6月のただ一度だけ。その示唆も24年5月にキャンセルされてしまい、ベアトレンド継続が確定しています。
それが前週15日、24年3月高値をブレイクしてトレンド反転が再示唆され、さらには長期トレンドのフシ目ともいえる800ポイントをも超えています。この基調を維持して今月を終えるとすれば、長期ベアトレンド反転の信憑性は一段深まります。
果たしてそうなるのか。まずはこの指数の今週の週足に注目してみてください。長い上ヒゲで終わったとすれば、トレンド反転の見通しは一歩後退します。