平常はパラパラとしか取引がない銘柄。本日も、前日比2円安で寄り付いた後、売り物がパラパラ出てくる程度だったが、9:14:21に全く空気の読めない約1万株の売り物が出現。640円から620円まで一気に下げる。620円で計7600株を売ったところで売り物が消え、即座に630円まで戻す。9:23に640円まで戻した後は、大引けまで平常のパラパラ取引に戻っている。
15年4月から9月まで軟調な動きであったが、大きく捉えれば12年の1部上場以降、上昇トレンドを続けている銘柄。日足チャートを見ると、15年12月以降、610円ー620円処がフシ目になっていることがわかる。この銘柄は4月権利確定の優待銘柄で、アノマリー度もそこそこ強い。権利確定月を来月に控え、このフシ目水準を拾い買いの目標値にしている”アノマリー取り”の参加者がいるのではないか。