前日比170円高で寄り付いた直後から動きは確り。買い意欲は次第に旺盛化し、9:17から約2分間で5140円を5400円まで持ち上げる。保合いを挟んで9:40に5500円乗せ。5560円を数回つけるが9:41:53の100株を最後に売り優位に転換。11時過ぎには5100円台まで戻してしまう。以後は上げ下げを繰り返す中で少しずつ上値・下値を切り上げ、前日比310円高の陽線で引けている。
15年11月から極めて強いトレンドとなった銘柄。6/28の最高値6840円は、昨年11月の寄値の約6.4倍という好調ぶりだったが、6/30に日経新聞に賞賛記事が出た翌日から7日続落。高値から30%超下げて、ようやく昨日、10日ぶりの陽線が出ている。本日は寄りから反発機運旺盛。おそらく、買い方は7/7−7/8のギャップ埋めを狙ったのではないか。その目論見は、5500円−5600円のゾーンに集中するレジスタンス群によって砕かれた格好である。高値からの下げは一服したようにも見えるが、7日続落のしこりはそれ相応のはず。買い出動は、いったん反落したときの下げ止まりを確認してから検討したいところである。