前日比1円高で寄付後、9時台の約定は3件300株。10:02:37、5500株の売り物が突如登場。1170円を瞬時に1112円まで落とす。1秒後、100株が1142円をつけると、20秒の間に計800株が1159円まで戻す。前場の取引は以後4件600株のみ。後場、12:34:00に今度は1000株の売り物が飛来。1159円を1130円まで落とすも、5秒後に100株が1153円をつけた後は売り物は現れず。1159円から1171円内の動きとなり、1168円で引けている。
長期的には09年3月から上昇トレンドにあるが、14年12月以降は軟調な動きとなっていた銘柄。今年2/12を底に持ち直す兆しが見え、7月以降はトレンド再開の様相となっている。本日出てきた場をわきまえないような売り物は、昨日の高値が15年2月の高値を示現したことに起因していると見られる。その安値1112円は7/29の高値、かつ9/2の安値というわかりやすいサポート水準である。ちなみに、この銘柄は、安寄りや場中の安いところを拾う参加者がいるらしく、陽線と下ヒゲがやたらと目立つ。この先、下ヒゲを狙うならば、(A)1100円、(B)1070円、(C)1056円のサポートが注目処か。