3665  エニグモ (2016.9.15)

黒転の材料で寄値は前日比54円高。直後は売りに押されるも9:15から買いが積極化。売り物を蹴散らし上伸。9:52:27の連続スライス買いが1800円を破り、9:54:22と9:64:23に1823円を2回つけると、売り物が怒濤の如く現れ優劣一変。1分後には1800円割れ。以後は売りが売りを呼び、分足の上値を一度も切り上げることができず。高値から171円安い1652円の安値引け。

13年5月をピークに16年2月まで続いていた下降トレンドがようやく反転。2月後半から堅調な上場トレンドを続けている銘柄。7月半ばから8月にかけてトレンド継続が危ぶまれたが、8/5を目先の底に盛り返している。9/7以降レジスタンスとなっていた1700円処は、材料により本日寄値でブレイク。7月の高値も一挙に突破したが、2年半以上続けてきた下降トレンドの禍根は深いらしく、13年6月高値1830円を目前に失速。レジスタンス示現を待てずに手仕舞いを急ぐ向きが強かったに違いない。取引閑散で値動きが悪くなっている昨今、参加者も気が短くなっているようである。