前日比30円高で寄り付き、9:03:41に年初来高値を更新。その後は売り圧力が強まり、30分と経たずに水面下。一時は戻したものの上値は1217円まで。再び水面下に落ちると取引は低調化。13:25:56にまとまった買い物が入るも続かず。低調のまま終わるかと思われた14:37:28、3万株超の大口売り出現。5秒間にわたる連続スライスオーダーで1111円が951円まで瞬落。特別気配の板寄せ後の約定は14:55:35で1126円。そこからやや押されて1112円で大引け。
15年4月以降の下降トレンドが今年に入って下げ止まり感を見せ、7/29引け後の業績発表を機に上昇トレンド転換の様相となっている銘柄。9/16からは連日年初来高値を更新している。本日高値1224円は15年4月のピークと同値。その達成感から売り物が出てくるのは当然としても、14:37の3万株超の連続売りは異常にも映る。日足レベルの第1のサポート1000円処では止まらず、その下の945円ー965円処まで5秒で急落である。週足を見ると、本日安値951円は、15年4月の高値からの下落がいったん下げ止まっていた下値ライン。今日1日で15年4月から7月までの値動きを総括したかのようでもある。