前日引値と同値で寄り付いた後は、この銘柄の平常通りの閑散取引。本日唯一とも言える動きは10:46:24。空気が読めない連続スライスオーダー計800株が、直前の約定値1637円を1528円まで落としめる。これで特別気配となったらしく、次の約定は6分後で1590円。矢継ぎ早に100株が1600円をつけ、その後は何事もなかったかのような閑散取引に戻る。前日比36円安の1620円でザラ場引け。
14年10月上場。11月の高値5360円をピークに今年2/12安値933円まで、下げっぱなしだった銘柄。以後は、時折噴き上げては戻しながらも上向きの様相にある。上げ方が落ち着いてきた8月後半からの動きで堅牢な壁となっていた7/28ー7/29の巨大ギャップは10/3のギャップアップによって完全粉砕。本日はその達成感による調整にも映るが、計800株の売りは3つのサポートを軽く突き破り、4つ目の1530円処にまで及ぶインパクトであった。このサポートは20日MAと同水準である点も注目される。板薄銘柄はWサポート効果が期待される深めの位置で待ち受けたいところである。