寄付直後から売りが連続し2303円まで下落。9:04:24、2秒間で約定57件・計1万3200株の自爆的スライス売りが出現し293円爆落。トドメは5秒後、2005円を叩いた3500株。その瞬間、約定値が2055円→2006円と交錯。2秒後、300株が2014円をつけると取引は落ち着き、9:04:41には2100円を回復。以後はジワジワ上げる展開に。後場13時過ぎには前日比プラス圏に浮上。引け前30分から売り物に押され、寄値とほぼ同値の2326円で大引け。
15年11月の上場直後に高値をつけ、今年に入っても下げ続けていた銘柄。2/12を底に反転の兆しが現れ、9月以降は強い上昇基調となっている。本日の1万3000株超の自爆的売りは、9月末から10月初に形成した小三角保合いの上値水準のサポートを瞬破したが、2000円処の上場来高値のサポート水準は強かったらしい。それにしても、一挙に300円近くも下げる売り物は誤発注だったのか。その5秒後に2005円をつけた3500株は、ストップロスの発動か。いずれにしても、安値から15分足らずで戻した値幅は実に250円。安いサポート水準に指値を入れておくと、こんな高効率の収獲もあり得るという好例である。