8364  清水銀行 (2016.10.28)

前日比25円高で寄り付いた後は平常通りの閑散取引。寄値±5円の緩い値動きをしていたところに前引け間際の11:27:38、計1700株の売り物が突如現れ、3120円を2990円まで売り下げる。これで板が開いたらしく、前場はザラ場引け。後場寄り付きは12:33:00。3075円で1200株。その後はポツポツと散発買いが入り、13:29:05の100株買いでプラス圏浮上。さらに散発買いが続き、3175円で高値引け。

15年12月から12年5月まで延々と下降トレンドを続け、アベノミクスの恩恵もあって上昇トレンドに転じたものの、15年7月をピークに再び下降トレンドとなっていた銘柄。今年2/12にようやく安値更新が止まり、7月以降は基調が上向きに。9月半ばから上昇トレンドの様相を見せている。本日前引け間際の自爆的な売りの最終弾がつけた安値2990円は、9月半ば以降に形成された極めてわかりやすいサポート水準。3000円前後は13年以降のフシ目水準でもある。後場寄りに集まった買いは、これを意識したものと見られる。