前日比11円高で寄り付いた後、9時台の約定は3件。10時台の約定ゼロ。そんな閑散の中、11:06:12に計3600株の連続スライス売りが登場。約定22件で2173円をぴったり100円下げたところで特別気配。取引再開は6分後で約定値は2155円。以後は再び取引まばら。大引けまでの約定は17件。前日比1円安で何事もなかったかのように引けている。
08年10月を底とした上昇トレンドが15年3月をピークに反転。"Brexit"まで下降トレンドの中にあった銘柄。7月は堅調、8月から10/25まではもみ合い状態にあったが、10/26に上伸し、足元は上値を切り上げている。本日の連続スライス売りは、強いサポートになると目された2100円処をあっさり破り、その下の2085円処のサポートも破っている。本日安値は、その下の2070円処のサポートに支えられた格好である。日足チャートを見ると、10月に入ってから安いところを拾ってくる参加者がいるのか、やたら下ヒゲが目立つ。現状、安いサポート水準の買い指値が奏功しやすいのではないか。