8061  西華産業 (2016.11.9)

前日比変わらずで寄り付いた後は取引閑散。11時過ぎからやや弱含む。昼時間に「トランプ優勢」が伝わったこともあり、後場寄値はギャップダウンで295円。290円に下落したところに、12:30:15、計3万5000株が253円まで瞬下げ。連続して4000株が250円を叩く。13秒後、1000株が255円をつけると、大小取り混ぜた買い玉が2分と経たずに280円まで持ち上げ、12:58には297円まで回復。その後は290円前後での動きとなり、291円で大引け。

2015年3月をピークに今年2/12まで下降トレンドを続けていた銘柄。5月前半までの底値圏形成を経て、一旦上昇モードとなったものの6月に反落。7/8で下げ止まり、9月から上昇基調となっている。11/7引け後に上方修正を発表するも、翌8日は高寄り陰線。本日もその流れを継承した格好だが、9月来のサポートを全壊するほど大口サイズの売り物が出てくるとは。本日安値250円は7月以降のフシ目水準である。安値をつけた直後の戻し方と引値水準からすると、これでひとまず押し目完了の可能性がある。