前日比4円安で寄り付き、同値の約定が1件後に分足が切り替わった9:0614、計4000株の大口売りが出現。1010円は瞬く間に950円に。そこにすかさず1200株が割り込み的な買いを950円に入れたと目される。2秒後、やはり割り込み買い的な1000株が952円で約定。このあと積極買いが出て30分後には1000円回復。後場13時30分前後に現れた売りで一時1000円割れするも後続なし。すぐに1000円を回復して凪状態となり、1004円で大引け。
年初からの下落は800円処で止まったものの、上値は切り下がってディセンディング的な保合い状態にあった銘柄。7月に入ると下値が切り上がり、レンジが狭幅化。11/18に上抜けして以後は上伸を続けている。本日寄り後の大口売りがつけた安値950円は11/25安値(=寄値)と同値の1000株がつけた952円は翌11/26の安値と同値である。また、本日引け時点の20日MAもこれと同水準という点も興味深い。瞬時にサポートを示現して押し目を形成する昨今の市場の動きの典型例といえる。