前日比1円高で寄り付いた後しばらく取引なし。9時28分から小口の売り物が出始め9:35に1328円まで下げる。10分後の9:45:24、計4900株の売り物が飛来。最終弾の1000株が1268円をつけたところで特別気配が出て売買停止。取引再開後の約定は57円高い1325円。10時を過ぎるとパラパラとしか取引が行われず。引け前20分から小口の買いが入って前日比プラス圏内浮上。引値は本日高値圏の1345円。
12年後半から継続していた緩やかな上昇トレンドは15年12月にベア転。12年以前の水準まで安値を切り下げたが、7月に入ると下値が固まり、10月以降は上昇トレンド再転換の兆しが見えている。直近の動きでは、12/16と12/30にも長い下ヒゲを形成しているが、本日の下ヒゲの長さはその比ではない。何としてでも早い時間に4900株を売り切りたかったということか。その安値は、ダンゴ状態で上げ下げを繰り返していた10月後半から11月半ばにかけてのフシ目的な水準。こうしたもみ合い状態にあった局面のサポート水準はひとつの要処として捉えておくのがよさそうである。