9622  スペース (2017.3.8)

前日比1円安で寄り付いた後、9時20分過ぎからややまとまった売り物が現れる。9:48:20、計1万1900株の雪崩れ型連続まとめ売り出現。途端に60円急落。最終弾1100株が1238円をつけたところで特別気配が出て取引停止に。再開は3分後。700株が1281円で約定すると買いが連続。2分半で1290円まで戻す。その後は1300円を挟む狭いレンジの取引が散発的になされ、その流れのまま1299円で大引け。

15年11月をピークに下降トレンド入り。昨年6/28と8/18にＷボトム的なパターンを形成し、トレンド再転換の様相となっている銘柄。今年2/10のギャップアップとその後の小三角保合い上抜けから上伸モードが本格化したが、3月に入って伸び悩み状態に。本日前場の1万1900株は弱含んだ動きに業を煮やした”短気売り”か。その売り下げを支えたのは2/9−2/10のギャップ。1か月分の上げ幅がリセットされたところを拾う参加者がいたらしい。トレンドが本格化するきっかけとなったギャップアップは十二分に意識しておきたいところである。