前日比12円安のギャップダウンで寄り付いた直後から売り攻勢。9:59には前日比49円安の771円。さらに勢いは増し、10:02:03からの連続売りで3秒間に750円に下落。瞬間757円に戻したところが10:02:39に連続売り大暴発。3秒弱の買い板将棋倒しで忽ち707円。コンマ数秒後、100株・720円の約定を境に買い優勢に一転。3分で750円に回復。以後は時折押されながらも上値を切り上げ、14時過ぎにギャップ消滅。前日比1円安の819円で引けている。
16年3月上場。5月初に高値をつけて以降、弱い動きを続けていた銘柄。今年1月終盤からトレンドが好転。2/24に上場来高値をブレイクし、3/9まで上値を伸ばしている。本日10:02の夥しい連続売りはその間に形成されたサポートを悉く粉砕。この売り物の最終段階の歩み値を見ると710円で14件連続約定している。おそらく安値707円はアヤ的な出来値で意識されていたサポートは710円と見られる。それにしても、この株価水準で場中の上げ幅が110円超とは。新興株の”安サポート買い”は妙味絶大である。