6501  日立製作所 (2017.10.26)

前日比6.6円安で寄り付いたジャスト1秒後から売り攻勢。1分後に650円処の買い防波堤が破られると下げが加速。8秒後には840円割れ。なおも売りは止まらず、9:01:11、834.8円をつける。その瞬間、攻守逆転。30秒足らずで848円。そこから660円手前まで買われた後に再び売り優勢となるも650円処で再上昇。前引け直前にプラス圏浮上。後場は前日引値を挟む攻防。最後に買いが勝り、前日比プラスで大引け。

14年12月からの下降トレンドが16年7月に転換。今年4月以降、順調に上値を伸ばしている。本日安値834.8円は、10/3からの小三角保合いを上抜けした10/13と翌10/16のギャップをわずかに残した水準。850円割れの約定はこの1000株のみで、その瞬間から買い優勢に転換したところを見ると、「350円割割れで買い」が参加者のコンセンサスだったらしい。また、歩み値では850円処のサポートが意識されていたフシもうかがえる。それにしても、これほどの超大型株がこんな下ヒゲを描くとは。チャート上のサポート確認はやはり必須である。