前日引け後発表の株主優待導入が材料視され、寄り付きは9:09で前日比29円高の大GU。が、市場全体の地合いには逆らえず、直後から売り噴出。9:11:53に大口の連続売りで347円をつける。2円戻すも9:12:19に400株が再び347円を叩く。17秒後の次の約定、1000株が349円をつけた瞬間から買い攻勢に一転。寄値まで戻して保合い状態になるが、後場は買いが圧倒。着々と値を切り上げ、378円の高値引け。
16年8月からの良好なトレンドが17年6月をピークに崩落。9月半ばから戻し基調となったが、11/24の高値379円から上値を切り下げている。直近安値は2/6の321円。2/7、2/8と上値を切り上げていたところに「優待導入」の発表。高寄り直後からの売りは本日の全面安商状が背景にあるのは間違いない。その売り物がつけた安値347円は2/2-2/5間のギャップ上端と同値。これは12/27のGD直前のサポートでもあり、また、11月前半のレジスタンス水準でもある。ここで拾われた後の買い攻勢は、「優待導入」インパクトの強さの反映と見てよいのではないか。