2307  クロスキャット (2018.8.8)

前日比8円高の1424円で寄り付いた直後からタラタラと値を下げる展開で、25分後には1370円割れ。すると9:28:04、突如夥しい小口の連続売りが出現。買い板50枚をブチ抜き、わずか１秒で1212円に爆落。さらに計1500株が1200円を叩いたところで特別気配。取引再開は12分後、6300株が1350円で約定。１分ほど売り買いが交錯した後は1350円-1380円レンジの上げ下げとなり、1376円で大引け。

12年10月から振れ幅が大きいながら上昇トレンドを続けている銘柄。17年10月以降は振れ幅の大きさに磨きがかかっている。本日前場の激量スライス売りオーダーは、本日引け後の業績発表を警戒した売りか。連続約定件数の凄まじさからすると、誤発注が引き金の順張りアルゴ連鎖発動も考えられる。その売り物の最終弾が拾われたのは1200円のサポート水準。この安値から取引再開の初約定値までの値幅が150ティックとは。イベントに飛びつく売買よりもよほど妙味大ではないか。