寄値は前日比28円安の1080円。9:02:49に2件目の約定1060円がついた瞬間、雪崩売りが出現し忽ち1007円に急落。が、1007円で4件が約定した2秒後、100株が1020円を買ったところから攻守一転。売り物は激減し、買い板を取る動きが顕在化。10時過ぎから積極買いが時折出現しプラス圏に浮上。後場は前日引値を挟む閑散取引となり、前日比8円安の1100円で大引け。
16年11月から上昇トレンドを続けている銘柄。6/11・6/12の高値1088円の後は弱い基調となっていたが、9月半ばから様相が変わり、10/22に大陽線で高値ブレイク。翌10/23にさらに上値を切り上げている。本日の約定2件目からの雪崩売りは、市場全体の縛下げの影響回避が主因か。その売り物が拾われた1007円は、6月後半からの動きの中でしばしばレジスタンスとなっていた1005円-1010円のサポートゾーン内。拾い上げた参加者からすれば、本日の市場崩落は”願ったり”だったのではないか。