寄値は前日比8円高の1255円。前場は取引散発。後場も散発状態だったところが、14:20に業績下方修正と期末特別配当実施を発表。その瞬間から雪崩売り開始。直前の1255円は10秒弱で1200円割れ。その6秒後に1150円割れすると売り買い交錯。その渦中14:20:31、300株が1134円を叩く。ここで攻守一転。みるみる値を戻し、安値から1分で1380円に急騰。以後は再び売り買い交錯。本日高値圏での上げ下げが続き、前日比116円高の1365円で大引け。
13年初から続いていた上昇トレンドは昨年1/29の高値で終了。12/25の安値まで下降トレンドが続いていた銘柄。その後、戻す動きとなっていたところに本日の場中発表。発表30秒後につけた安値1134円は、12/26-27のギャップに支えられた格好だが、週足レベルでも1140円±10円は注目水準。他方、本日安値の1分後につけた高値1380円もまた短期・中期ともに意識されやすそうな位置である。この銘柄は、中長期トレンドが比較的素直に進行する傾向がうかがえる。本日の長い下ヒゲ大陽線が新たなトレンド開始のきっかけになるかもしれない。