寄値は前日比16円安の1120円。直後は10円程度の範囲内の値動きだったが、ちょうど3分後、突如計17000株超の巨大売り物が襲来し、1111円が3秒弱で888円。その3秒後の9:03:16、1500株が873円を叩く。ここで特別気配により一時売買停止。再開は39分後、2万4200株が1150円で約定。間髪入れずに売りを浴びたが下値は1030円止まり。以後は、1050円を下値に戻しては押される動きとなり、前日比67円安の1069円で大引け。
17年11月から振れが大きいながらも上昇トレンドを維持していたが、18年8月に力尽き、以後、12/25まで安値更新を続けていた銘柄。今年に入ってようやく基調転換の様相となり、昨日の陽線で11月来の重要レジスタンスに到達している。本日寄り3分後からの巨大売り物は、その達成感に加えて引け後の業績発表に対する警戒も背景にありそうだが、数秒間で2万株弱、77件の約定には、連鎖的なプログラム発注も多分に含まれているに違いない。その最後についた安値が、12/25までの下降トレンドの最終局面で形成されたレジスタンスとほぼ同値である点が極めて興味深い。