寄値は前日比19円高の2210円。直後は売り買い拮抗だったが、5分後に5円高をつけると売り優勢となりマイナス転換。買いも入るものの、売りの勢いは増し、30分後には2000円台前半。なおも売りは止まらず、2000円に下げた9:51:21、計2200株の売り物で一気に1951円に崩落。が、その7秒後から攻守逆転。1分で2000円回復。後場寄り10分後に前日引値手前まで戻すと一旦押して再浮上。前日引値と同値の2191円まで戻して大引け。
16年8月起点の上昇トレンドがいまなお継続している銘柄。昨年7月の高値以降は上値を伸ばせず、保合いに近い状態が続いていたが、今年3/1の上ヒゲ陽線を境に膠着が破れ、最高値更新モードが再開している。本日前場につけた安値は、その3/1の上ヒゲの先端と1ティック違い。市場全体の地合いが弱いながらも、この上ヒゲ水準までの下げは積極買いを誘発したようである。上ヒゲで保合い状態をブレイクした銘柄の押し目買い出動に参酌したい例。