寄値は前日比10円安の1213円。当初は散発ながらも買い優勢だったが、9時台半ばから売り物がポツポツ現れ、10時台半ばには1200円処まで下落。そこに10:55:36、突然計5000株の連続売りが出現。コンマ数秒で買い板16枚を貫通し、前日比70円安に瞬落。が、1153円がついた瞬間1300株が寄値と同値の1213円で約定。以後は何事もなかったかのような散発の取引に戻り、前日比14円安の1209円で大引け。
18年1月の高値から今年1/4まで下降トレンドが続いていた銘柄。翌1/7から2月上旬まではリバウンドに力がなかったが、2/12の大陽線を境に変身。2月後半からの保合い状態を3/14に上抜けし、3/18まで上値を伸ばしている。本日の計5000株の売り物がつけた安値は、この保合い状態のレジスタンスと同水準。また、保合い上抜けのきっかけとなったのは3/11の大陽線だが、その安値は2/12の高値とほぼ同値である。この銘柄の拾い買いは「わかりやすい素直なサポート」が狙い処か。