前日引値同値の1973円で寄り付いた直後から売り優勢。1820円処で下げ止まったかに見えたものの、10:31:09、突如計5000株が雪崩売り。1820円が忽ち1760円。すかさず買いが入り、1788円まで戻したところが、10:35:52、またも計5000株の雪崩売りで、1708円に瞬落。ここで特別気配が出て取引一時停止。3分後、2900株・1788円の約定で取引再開。以後は雪崩売り現れず。後場はみるみる値を上げプラス転換。終盤は2000円を上値とする横ばいとなり、そのまま大引け。
18年9月上場。当初は弱い動きだったが、12/25の安値を境に上昇トレンドに転じている。4/24に上場来高値を更新して以後は上値伸び悩み状態。5/14引け後発表の業績が好感され、昨日最高値を更新したものの、終盤売られて上ヒゲ。本日寄りからの売りはその流れと見られる。2度にわたる5000株の雪崩売りは、市場全体の地合いの悪さも一因か。そのつけた安値は、冴えない上げ下げが続いていた4月のレジスタンス水準。ちなみに、上場来高値更新前日4/23の安値も同水準である。本日の下ヒゲは高値圏の売り圧力緩和に寄与したのではないか。