寄値は前日比21円安の1358円。薄商いの中、当初から売り優勢。10時を過ぎても小口売りが止まず、1300円ギリギリまで下落。10:38:26、計700株の売り物でついに1300円割れ。その4秒後に100株、1分後に100株が1300円で約定すると、約15分間取引なし。これを境に拾い買いが入りはじめ、後場途中から買い優勢が鮮明化。最後に1200株の引け成り買いで1349円まで戻して大引け。
12年12月から続いていた上昇トレンドが18年2月をピークに崩れかけたが、12月までの下げで持ち堪えた銘柄。今年4月から、上値を切り上げると横ばい化し、ひと押しを経て上抜けするパターンを続けている。このパターンの「ひと押し」の下値となっているのが、前回横ばい状態になっていたときのレジスタンス水準。本日安値も、6月終盤から約1ヶ月続いた横ばい状態の上値水準である。市場全体の地合いによっては、もうひと押しあるかもしれない。その場合の下値目処は1250円処のレジスタンスか。