寄値は前日比7円高の220円。直後は通常よりやや取引が多い程度だったが、10分過ぎから買いが集まりだし、15分後に急騰して259円。特別買い気配が出て一時取引停止。再開は6分後、5000株が275円で約定すると売り買い大交錯。上値は280円台までだったところが、ついに9:34:51、計3000株の買いで290円。すると次の約定から攻守一転。5分経たずに260円割れ。戻す動きも徐々に勢いを失い240円割れ。後場寄りからの上げも継続せず、再び240円を割り込んで大引け。
18年3月からの下降トレンドは12月で止まり、以後は冴えないながらも底割れは回避していた銘柄。今年3月に入ってからの下げで18年12月の安値割れ。3/23の直近安値は197円と、ピーク時の5分の1以下にまで落ちている。本日の買い猛攻の背景は不明だが、S高の手前、2/18〜2/25の横ばい状態の下値と同値がズバリ”転じてレジスタンス”となっている点が興味深い。サポート下抜け銘柄の”瞬間急騰”を捉えるうえで大いに参考にしたい例である。