4061  デンカ (2020.4.3)

寄付は9:26:01、前日比450円高の2531円。売り買い交錯の中、当初は買い優勢だったが、次第に売りが勢いづき、10分後には売り優勢が鮮明化。2450円割れが確定的になると売り加速。9:49:49に2360円で反転するかに見えたものの、10秒後から再び売りの猛攻となり、2360円を叩くこと複数回。9:50:13、ついに100株が2359円をつけると、ここで攻守瞬転。以後、買い優勢は続き、後場寄りS高。後場半ばに押される局面も2500円で下げ止まり、再びS高まで買われて大引け。

18年１月高値からの下降トレンドの中にある銘柄。昨日引け後に新型コロナ治療薬「アビガン」の原料供給が発表され、寄り前気配はS高。とはいえ、長く続いた下降トレンドで売り圧力が強いうえに、本日は市場全体の地合いも弱く、前場一時は売りが圧倒。しかし、この材料を重大視した向きは、3/17からの反転でレジスタンスとなった2360円処を拾い処として意識していたようである。ちなみに、本日のS高は3/6-3/9の重要ギャップを埋める水準。ここを完全に抜け切る動きになると、長期トレンド本格転換の可能性もかなり高まるのではないか。