寄値は前日比4円高の1780円。2分後から小口の売りが連続。9時台半ばまで1700円割れすると買われる動きを繰り返していたが、10時を前に叩くような小口売りが現れ、10:06:14、計500株の売りで1652円まで下落。その36秒後、100株が1651円を叩くと様相一転。取引が散発化する中で、時に買い上げる参加者が出現し、前引け間際に1700円回復。その流れは後場も続き、前日比33円安の1743円で大引け。
18年2月からの下げ基調は1000円処で踏み止まり、19年初から復活の様相となっていた銘柄。しかし、前年高値は更新できず、今年のコロナ・ショック相場で再び1000円処まで下げている。足元は、3/13の安値からの回復基調。昨日高値と本日寄値が1800円手前のレジスタンスであり、また市場全体の地合いも弱かったことから、本日前場に売り物が集まったと見られる。そこでつけた安値は、4月半ばまでの”サポート転じてレジスタンス”を4/20に抜けたことで、再びサポートとなった1650円水準。もう一段の下げがあるとすれば、2/21-2/25のギャップのゾーンがサポートか。