6458  新晃工業 (2020.9.23)

寄値は前日比6円安の1508円。しばらくもみ合った後、9時台後半にプラス圏浮上。前日引値をはさむ横ばい状態となっていたところ、10:11:57、突如2万6700株の大玉売りが出現。コンマ数秒で1517円が1439円に瞬間爆落。が、そのコンマ数秒後、1440円が約定すると、一転して爆買い。12秒で1500円回復。瞬間爆落前の水準まで戻した後は、前日引値をはさむ上げ下げが再開。最後まで波乱は起こらず、前日比3円安の1511円で大引け。

”コロナ暴落”直後の戻しには勢いがあったが、次第に上値が重くなり、6月以降は力のない下げ基調と化していた銘柄。9/10からようやく基調反転の兆しが出ている。本日前場の大玉売りは原因不明だが、つけた安値は5月の上昇途中で押し目となった水準。6月以降の下げ局面では、6月半ばから7月末にかけて、この水準をはさむ横ばい状態となり、8/5に下抜けする直前には上値を押さえるレジスタンスとなっていた。足元の基調が継続すると見込むならば、6月以降の下げ基調で形成されたレジスタンスの”転じてサポート”に注目するとよいかもしれない。