2621  ｉＳ米国債二十ヘジ (2021.3.26)

前日比3円安の2129円で寄り付いた3分後から売られて2120円。その後は取引は散発化。2120円をはさむ上げ下げから2115円をはさむ上げ下げに居所を落として前引け。後場はなお取引が減り、値動きも止まっていたところが、14:13:51に計26,000口の売り物が出現。さらに14:14:45、計20,000の大口売りで2087円まで瞬間下落。その11秒後、次の約定で2111円。以後、2115円をはさむ上げ下げに戻り、前日比18円安の2114円で大引け。

20年10月上場。期間20年超の米国債を原資産とする為替ヘッジ付きETF。米国の金利上昇＝債券価格下落を反映し、見事な下降トレンドを続けている。本日後場の計46,000口の売り物は誤発注なのか、必要あっての換金売りなのか知る由もないが、3/19の高値（＝引値）というサポートと同値で下げ止まっている点は何とも興味深い。ETF自体の理論価格と離れていても、意識されやすそうなサポート水準に指値を入れておくのも面白いかもしれない。