前日比1円高で寄り付いた側から売り物相次ぐも、1080円処まで下げると買いが入り、売り物も一段落。と、思われたところが、9:04:59に計1000株の売り物が現れ、1084円が1050円に瞬落。そのコンマ数秒後に1054円で100株が約定すると攻守逆転。1090円処まで戻すと再び売り物が出てきたが、安値は割らず。その売り買い攻防も前場終盤に終了して取引閑散化。後場終盤にポツポツ買われて、前日比6円安の1092円で大引け。
昨年7月から弱い基調が続いていたが、今年に入って反転の様相となっている銘柄。3月半ばから着実な上げ基調となっているが、時折り場中に大きく下げる傾向が観測される。本日寄り直後からの売り物は、昨日引け後発表の好業績に対する「出た出た」的な要素もあったに違いない。そのつけた安値1050円は6月中の押し局面のフシ目のひとつ。ちなみに、一昨日の安値も同値である。現状、拾い買いの意識がここに集結しているのかもしれない。