★『株テクニカル情報 2011年夏号』ユーザー様向けフォロー情報★
主力銘柄に輸出関連が多い日本市場は、円高になると途端に弱くなってしまいます。とはいえ、輸入が多く、内需型の企業であれば、円高はむしろメリットのはず。こうした視点から、時折、輸出関連銘柄と円高メリット型の内需銘柄に分散投資すればいい、というようなことが言われたりします。
確かに、市場の動向を見ていると、円高で主力の輸出関連銘柄がボコボコに売り込まれているとき、内需型銘柄やディフェンシブ系銘柄は上がっている、という光景はしばしば目にします。
では実際に、円高が株価にとってプラス要因となっている銘柄とは、どんな銘柄なのでしょうか。
そうした銘柄があるとすれば、株価と米ドルは逆相関を示していることでしょう。そこで、『株テクニカル情報BOOK2010年夏号』の「各種指標との相関性」欄で米ドルとの相関性をチェックしてみたのですが、「強い逆相関」という銘柄は皆無。逆相関となっている銘柄自体がごくわずかしかなく、それも「ごくごく弱い逆相関」です。ほとんどの銘柄は米ドルと正相関、すなわち「ドル安(円高)ならば株安、ドル高(円安)ならば株高」という傾向で、円高メリットが期待される内需型銘柄の多くは、その正相関性が弱いというだけにすぎません。
原材料輸入型でディフェンシブ銘柄でもある電力株にしても、例外ではありません。
『株テクニカル情報BOOK 2010年夏号』の東電の「各種指標との相関性」欄です。☆2つですから、「弱めの正相関」。円高で強烈に売り込まれるようなことはないとしても、円高になると株価が上昇する、ということはない、という解釈になります。
ところが、今年の『株テクニカル情報 2011年夏号』を見ると、この米ドルとの相関性に驚くほどの変化が現れています。
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