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こんな売買をしたらどうなる? パフォーマンスを検証してみよう

<その3>前日終値よりも「安く寄り付いたら買い」「高く寄り付いたら売り」

2.買い持ちは「1」、売り持ちは「-1」の印をつける

今度は、寄付で取る「買い」「売り」のポジションに印をつけます。検証<その1><その2>では、ポジションが買い持ちならば「1」、ポジションなしならば「0」だったわけですが、この検証では、「売り持ち」というポジションがあります。この売り持ちのポジションの印は「-1」にすると好都合です。というのは、売り持ちのポジションは、株価が下がる、すなわち上昇下落率がマイナスならば利益が出ます。売りポジションの印を「-1」としておけば、「マイナスの上昇下落率×(-1)」で損益はプラスに。逆に、上昇下落率がプラスの場合には、売りポジションは損失ですから、「プラスの上昇下落率×(-1)」で損益はマイナスになってくれます。

さて、この売買では、「前日の終値と比べて、始値は高かったか、安かったか」でポジションが決まります。そこでまず、最初のデータ「1月4日の終値」と「1月7日の始値」を比べて、1月7日の寄付で取るポジションの印を出してみましょう。

印が「1」か「-1」かを判定するときに、これまた便利な機能がExcelにあります。「SIGN」という関数です。この関数は、指定したセルの値や式の答えがプラスであれば、数値がいくらであっても「1」を、マイナスであれば数値がいくらであっても「-1」を、ゼロであれば「0」を自動的に表示してくれます。

1月7日のポジションの印を入れるF3をワンクリックして、「fx」マーク(関数ボタン)をクリックします。「関数の挿入」の箱の中の「関数の分類」のところは「数学/三角」を選びます。そして、「関数名」のところにある「SIGN」をダブルクリックします。

「関数の引数」の箱が現れます。この「数値」の欄に、「1月7日の始値は1月4日の終値よりも高いか、安いか」の式を入れます。1月7日の始値のほうが高い(=1月4日の終値のほうが安い)場合は「売り」で印はマイナス。1月7日の始値のほうが安い(=1月4日の終値のほうが高い)場合には「買い」で印はプラスですから、ここに入れる式は「C2(1月4日の終値のセル番号)−B3(1月7日の始値のセル番号)」です。

式が入ったら「OK」をクリック(またはEnter)。すると、「-1」がF3のセルに表示されます。1月7日の始値は1月4日の終値よりも高かったので、ポジションは「売り」というわけです。

それ以降の各日の印は、検証<その1><その2>でやってきたのと同じように、「-1」が入ったF3のセルの右下角にカーソルを当ててダブルクリックして「以下同様」の計算結果を出します。

これでデータの全ての日のポジションの印がつきました。

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