徹底活用ガイド!攻略編

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攻略編「値動き分析」欄(その2)

読み方のポイントB…日経225先物引値の前日比上昇・下落に対する値動き

先ほど見た「順張り」「逆張り」は、その銘柄自身の引け方(前日比上昇・下落)、および、その銘柄自身の前日引値に対する寄り付き方(高寄り・安寄り)と、その後の値動きの関係を調べたものですが、銘柄によっては、その銘柄自身の引け方や寄り付き方もさることながら、市場インデックスとの関係から買われたり売られたりする銘柄もあります。

そこで、市場インデックスとして日経平均先物(日経225先物)の引け方、すなわち、日経225先物が前日比上昇で引けたか、前日比下落で引けたかと、その銘柄の翌日の前日比上昇・下落との関係を調べてみました。

日経225先物が前日比上昇で引けた翌日、その銘柄も前日比上昇となる傾向が強い、あるいは、日経225先物が前日比下落で引けた翌日は、その銘柄も前日比下落となる傾向が強い、という場合、その銘柄は「(日経225先物引値に対して)順張り型」と表現することにします。

逆に。日経225先物が前日比上昇で引けた翌日は、その銘柄は前日比下落になる傾向が強い、日経225先物が前日比下落で引けた翌日は、その銘柄は前日比上昇となる傾向が強い、という場合、その銘柄は「(日経225先物引値に対して)逆張り型」と表現することにします。

日経225先物引値に対して順張り度の強い銘柄は、「日経225先物が前日比上昇で引けるなら、大引けで買い」「日経225先物が前日比下落で引けるなら、大引けで売り」という売買が有利、ということになります。が、東証上場の銘柄の場合、大引けは15時、大証の日経225先物の大引けはそれより10分遅い15時10分なので、この売買を厳密に行うことはできません。

ただ、先物市場の大引けを待たなくとも、「今日は先物は前日比上昇で引けるだろう」「前日比下落で引けるだろう」ということがほぼ確実にわかる日も少なくありません。そうしたときに、東証大引け時間に個別銘柄のポジションを取るという売買であれば可能です。

また、たとえば日経225先物に順張りで、かつ、その銘柄自身の前日比上昇下落に対しても順張り度の強い銘柄なら、その銘柄が前日比上昇で引けて、日経225先物も前日比上昇で引けそうだ、という状況は、買いシグナルがダブルで出ていることになります。

日経225先物に対して順張り、その銘柄自身の前日比上昇下落に対しては逆張り度の高い銘柄の場合は、その銘柄が前日比下落で引けて、日経225先物は前日比上昇で引ける、という状況が、「ダブルの買いシグナル」になります。

読み方のポイントC…S&P500引値の前日比上昇下落に対する値動き

「米国市場が値上がりして高寄り」「米国市場が値下がりして安寄り」。逆張り銘柄は寄り付き出動のチャンス到来!

日本株市場の寄付は、その日の早朝に引ける米国市場の影響を強く受ける、ということは、多くの方が意識していると思います。

たとえば、米国市場が値上がり(前日比上昇)であれば、こちらも高く寄り付く、といった具合で、円高ドル安が進行していなければ、その傾向はとりわけ外需系ハイテク株で顕著です。

ただ、その寄り付きの動向が大引けまで継続するとは限りません。

では、米国市場の引け方と、その日の個別銘柄の「寄り→引け」の値動きにはどんな関係があるのか。それを調べた結果が、この「S&500引値の前日比上昇下落に対する値動き」の順張り・逆張りです。

米国市場の株価指数としては、一般にはNYダウやナスダックのほうが注目されますが、構成銘柄数からしてもS&P500のほうが広く米国市場をカバーしている指数といえます。よって、ここではS&P500の前日比上昇下落を採用しています。

S&P500が前日比上昇で引けた日、寄値よりも引値が高くなる(その日のローソク足は陽線)、S&P500が前日比下落で引けると、寄値よりも引値は安くなる(その日のローソク足は陰線)となる傾向が強い銘柄は、「順張り型」と表現することにします。

逆に、S&P500が前日比上昇で引けた日は、寄値よりも引値が安くなって陰線を描きやすい、S&P500が前日比下落で引けた日は寄値よりも引値が高くなって陽線を描きやすい、という銘柄は「逆張り型」と表現します。

各銘柄を調べてみると、順張り度合いが非常に強い銘柄もあれば、逆張り度合いが非常に強い銘柄もあります。

先述したように、外需系ハイテク株は、米国市場が値上がりして引けると高く寄り付く、米国市場が値下がりすると安く寄り付くケースが多いのですが、「寄り→引け」の動きでいうと、むしろ逆張り型のほうが目につきます。寄り付き時点で米国市場の値上がり・値下がりを過剰に織り込むのかもしれません。

他方、内需系の銘柄、あまり米国市場と関係のなさそうな低位・新興株には、米国市場の値上がり・値下がりに順張りの銘柄が散見されます。これは、寄り付き時点では(米国市場の値上がり・値下がりによる)日本市場全体の上昇・下落はあまり織り込まないために、外需ハイテク銘柄とは対照的に、場中は順張り方向で動く面があると推測されます。

この」欄の順張り・逆張りは、「米国市場が前日比上昇か、下落か」と、各銘柄の「寄値→引値」の関係だけに着目していて、寄値が前日引値と比べて高かったか、安かったかは考慮されていません。ですから、先に紹介した「その銘柄の寄り付き方に順張り・逆張り」と併せて考えてみるのもよいと思います。

たとえば、寄り付き方に逆張り度が強く、なおかつ、米国市場の前日比上昇下落に対しても逆張り度の強い銘柄であれば、「米国市場が値上がり(値下がり)して、かつ、前日引値に対して高寄り(安寄り)したとき買い(売り)出動して、大引けで手仕舞う」といったやり方です。

攻略編「値動き分析」欄(その3)

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