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本日の「珍妙チャート」観測

 6661  オプテックス・エフエー (2015.5.1)

寄値=800円 高値=805円 安値=655円 引値=777円

驚きの爆落は、分足10本目の8時46分の300株から始まる。1000株規模の売り物が続発し、790円だった株価は25秒後には732円。この売りが売りを呼んだのか、49分17秒にはS安スレスレの658円まで下げ、分足は超大陰線となる。が、壮絶な攻防は、次の分足11本目であった。

株価がやや戻ると数千株レベルの売り者が再出現。買いが入ってくると再び売り物出現、を繰り返す。53分04秒、5000株の売り物でついにS安の655円。その後も買いが入れば売り物が出てくる展開が続いたが、54分06秒の659円を底に買い優勢に転換し、10時時点で714円まで戻すに至る。本日の取引の半分はこの11本目の分足陽線である。


昨日時点の第1のサポートは4月1日ー2日のギャップ。その下は、3月23日と30日の安値766円。第3は、3月初から半ばまでのレジスタンス水準720円処。次が2月27日と3月2日のギャップであり、その後のサポート水準687円前後。これらが悉く撃砕され、”最後の砦”とも言える年初来のサポート水準650円〜660円がS安水準だったこともあり、ここで反転した格好である。

結果的には、このS安水準に指値を入れておけば極めて妙味だったわけだが、ここまでふざけた安値で買うのであれば、速攻手仕舞いに徹したい。本日の場中の爆落は、この銘柄に対する売り意欲の存在を示唆している可能性もある。S安からの大戻しが本当に実需の大きさの表れなのか。連休明け以降の動きによって要確認である。



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市場全体の地合いがよいならば、ふざけた安値のサポート水準に買い指値。