寄値=4000円 高値=4000円 安値=3700円 引値=3940円
本日の場中に決算発表があった銘柄。11時20分発表の16年度予想(3月当期▼2.0%)が嫌気されたのか、20分00秒に3955円から3870円まで一挙に下げる。ここで買い板が引いてしまったのだろうか。次の約定は65円も安い3805円。これで一旦落ち着いて買いが入ってきたらしく、21分38秒には3890円まで戻す。
と、そこから再びジワジワ下げはじめ、24分43秒に3860円。次の約定が26分53秒、これまた55円も安い3805円。以後、29分36秒までの間に1200株の売りで3700円まで下げて前引け。昼休みをはさんで冷静さを取り戻したかのように、後場は一転して買い優勢。安値から240戻して3940円で引けている。
2月以降、この3700円処がサポートになっていた。3月半ばからは、サポート水準が3900円処に切り上がったが、4月に入って上値が伸びなくなる中、再び3700円のサポート水準を思い出したのかもしれない。あるいは、この銘柄は1月前半に下げたときに26週移動平均がサポートになっているが、本日時点の26週移動平均は3730円と、これを意識した可能性も考えられる。
一方、本日の引値3940円は、4月半ば以降の弱保合いの下値水準(3930円ー3960円)である。引値ベースで「そこで踏みとどまった」と解釈すれば、この3950円処は今後の堅いサポートになるとの予測。場中にこの水準を大きくブレイクしたと解釈すれば、ここが今後のレジスタンスになるとの予測になる。どちらになるか、週明けの動きでおそらく判明する。