寄値=1013円 高値=1015円 安値=953円 引値=1002円
前日比5円高で寄り付いた後は取引はポツポツでほとんど動きなし。と、そこに9時22分12秒、1万8400株の売り物が突如現れ、1013円はたちまちにして953円まで下落する(前日比▼5.45%)。
ここで板寄せ状態になったのか、次の約定は6分後の28分12秒。わずか100株で取引値は32円上昇して685円。9時30分には1000円台まで戻す。前場後半に再び1000円を下回ったが、後場入り後に再度1000円台を回復。その後はポツポツの取引に回帰し、引値だけを見れば”小動き”の6円安。1万8400株の売り物は幻だったかのようである。
昨日時点までで第1のサポート水準と目されたのは、4月以降の保合い上値水準であり、5月11日にブレイクした970円処。第2が、4月以降のフシ目水準となってきた様子がうかがえる950円処である。本日の1万8400株は、爽快なまでににスカッと第2のサポートを示現する形となっている。
また、この銘柄は4月16日、21日、5月1日と、25日移動平均線をまたぐ下ヒゲを描いては戻す動きを3度繰り返している。本日も同様の動きと言える。場中に大幅な下げを察知して買いに出る参加者がいるのだろうか。8月の優待権利確定に向けて、「そろそろ仕込み時期」と意識されているのかもしれない。