なでしこインベストメント > 書籍の紹介 > 株 ケイ線・チャートで儲けるしくみ > 本日の「珍妙チャート」観測
本日の「珍妙チャート」観測

 4584  ジーンテクノサイエンス (2015.5.18)

寄値=2880円 高値=2909円 安値=2364円 引値=2653円

前日比15円高で寄り付いた後、9時台は凪状態。動きが出たのは10時15分すぎからであった。数単元レベルの売り物が出始め、10時19分からの1分間に5000株超の売り物で2875円が2806円まで下落。この2800円処で売り終わったかのように見えたのも束の間。10時32分38秒に2800円を割り込むと、前にも増して売り物が噴出する展開となる。

10時39分02秒に1500株、04秒に100株、さらに16秒から19秒にかけて6600株、計7200株の売りで前日比500円安のS安。仕切り直しの板寄せ後の最初の約定は15分後の6400株で2664円。後場寄り、S安を聞きつけてやってきたと思われる売り物が出たが、下げは2500円処まで。13時以降はすっかり落ち着いて2600円台半ばで推移し、そのまま大引けとなっている。


10時19分の売りで一旦下げ止まったかに見えた2800円処は、ここ数日のサポートであったが、本日の売りにとっては全く生ぬるいサポートだったようである。3月半ばからのレジスタンスであり、4月13日にギャップアップでブレイクした2600円処は、かなり堅いサポートになると目されたものの、まるで意識されず。S安水準まで一挙に下げている。

このS安水準は、たまたまではあるが、2600円処の下のサポート水準である。値動きが極端でボラティリティーの大きい新興株の場合、S安水準がサポート水準と近いときには、S安株価に指値を入れておくのも一策かではないか。賭けに近いが、市場全体が悪化しているのでなければ、板寄せ後の一発約定で3桁ティックの利益を狙えるかもしれない。



7771 3675 9812 8938

市場全体の地合いがよいならば、S安レベルのサポート水準に買い指値。