寄値=2338円 高値=2340円 安値=2237円 引値=2329円
業績発表の日から弱めの動きが3日連続していた銘柄。本日は前日比32円高で寄り付き、分足2本目までは安定した動きで、「今日こそは」と思われたのではないか。ところが分足3本目の9時12分00秒、7500株の奇襲に遭う。2337円はたちまちにして100円急落。特別気配となる。
次の約定は6分後の18分00秒。55円高い2292円で800株、間髪入れずに2300円で100株の取引成立。4本目の分足引値は2315円と、あっさり前日比プラス圏に浮上する。以後は取引が急減するも、動きは小じっかり。2320円ー2330円の狭いレンジの動きながら前日比プラス圏を維持したまま大引けとなる。
3月から5月15日まで2240円ー2250円処がレジスタンスとなっていたことがわかる。このレジスタンスを18日に超大陽線でブレイクしたものの、翌日以降は上値を切り下げる動きとなる。さらなる上伸を期待して大陽線で買った人が、思惑外れの動きに「戻したところで売り」のスタンスに躍起となっていたのかもしれない。
本日の下げ止まりは、15日と18日の間の小ギャップを埋めきった水準である。この下ヒゲによって、大陽線の値幅分は完全に消滅したわけだが、安値をつけた後の動きを見ると、本日の7500株で”取りあえず売り切り”の可能性も感じられなくはない。明日の日足の陰陽に注目したいところである。