寄値=1121円 高値=1135円 安値=941円 引値=1024円
企業の節税に対する政府の監視方針が嫌気されたらしく、前日比52円安で寄り付く。分足1本目は売り買い拮抗の様相だったが、徐々にまとまったサイズの売り物が目立つ展開に。9時25分07秒に1050円を割ったところから売りが加速。1000円割れした後にやや戻す動きも見えたが、戻り待ちの売りに圧倒され、41分37秒には寄値より180円安い941円まで下げる。
その後しばらくは950円を挟んだ一進一退が続いたが、9時50分台から買いが優勢となる。10時台終盤から再び売りが台頭するも975円止まり。後場は寄りから買いモード。1000円前後での動きを続けた後、14時30分から買いが集まり1024円まで戻して引けている。
4月30日の引け後に良好な業績を出した翌日、巨大なギャップダウンを描いてさらに大陰線。連休明けからジワジワ戻す動きを続け、昨日ようやく25日移動平均水準まで戻したものの、本日の悪材料で大下落。4月30日ー5月1日の巨大ギャップと25日移動平均がレジスタンスになった格好である。
本日は、2月半ばから3月初めにかけてのレジスタンス水準であり、5月1日のギャップダウン後に安値水準にサポートされた形だが、5月1日以降の値動きは教科書的な弱気パターン。明日以降も下げる展開になると、1月30日と2月2日に形成されたギャップ水準(580円ー693円)が次のサポートとなる。そこで待ち伏せる策と、そこまでの下げを空売りで狙う策が考えられる。