寄値=665円 高値=673円 安値=614円 引値=666円
前日比5円高で寄り付き、前場は661円から673円のレンジ内でのゆるい動きに終始。異変は後場寄り後。12時36分40秒の売り物1万8100株から始まり、37分05秒までの間に36円下落。629円をつけたところで売りは後退、38分14秒には640円台を回復。以後しばらく640円ー650円のレンジ内での動きが続く。
売り攻勢は終了かと思いきや、13時31分19秒に640円割れしたところから売りが再燃。32分50秒から33分27秒の間、計1万2000株で614円まで下げてしまう。その後、640円台に戻したものの上値は重く、再び良からぬ雰囲気に。が、14時30分からムードが好転。引け直前の59分12秒、100株×22の買いで分足は大陽線。大引け2400株の取引成立で666円で終える。
1弾目の売りがひとまず止まった629円は、5月22日ー25日に形成したギャップ水準が意識されたものと目される。ところが、そこでは下げ止まらず、第2弾の売り攻勢であっさりギャップは埋まってしまう。強いと見られたサポート水準からの戻しが力不足だったからか。あるいは、本日中に売りたかった勢力が1時間ほど休んで再びやってきた、ということかもしれない。
本日安値の614円は、3月前半のサポート水準であり、それを割り込んで以降はレジスタンスになっていた水準である。このレジスタンスが転じたサポート水準のほうが、ギャップのサポートよりも強く意識された可能性がある。ちなみに、この下の600円処にもギャップのサポートが存在する。この水準も意識しておいて悪くなさそうである。