例えば、CYBERDYNEのR2は0.66となっていますが、相関係数にすると0.66＾0.5＝0.812、と計算されます。過去約5年において、日経平均先物に対するトヨタ自動車のR2は0.67でした。今年のCYBERDYNEのマザーズ指数との値動き連動は、過去5年のトヨタ自動車の日経平均先物との連動性と同じぐらいであった、ということになります。

Betaは0.79となっているので、CYBERDYNEの１金額分のロング（ショート）に対して、マザーズ指数先物を0.79金額分をショート（ロング）するのがヘッジとして正しいという話ですが、今後、Beta、R2ともに変化していきますので、あくまで現時点での目安として下さい。そーせいのBetaは1.46となっていますが、そーせいの高いボラティリティーが相当に反映されています。

今年に入ってマザーズ市場はそーせい相場だったので、御三家のミクシィはリストの上位には上がっていません（真ん中辺りにあります）。

データ期間を5年（と約3ヶ月）までとると、さすがにR2の数値は下がります。マザーズ指数の構成銘柄は出入りが激しいので、数年間に渡ってマザーズ指数と共に、という銘柄は少なくなります。リストには医薬品関係が目立ちますが、株価指数のETFも目立ちます。医薬品関係はマザーズ卒業に時間がかかりがちなところがあります。株価指数関連については、長期で見れば、日経・TOPIXもマザーズも株価の指数という意味では似た値動きになる、ということでしょう。