に戻る



【各指標との相関性】欄

 
@ 日経225
トピックス
    

   それぞれ日経225およびTOPIXという代表的な株価指数の引値と、各銘柄の株価(引値)の相関性を調べた結果です。 は、

の数が多い(正の相関性が高い)=日経225およびTOPIXの水準が高く(低く)なると、その銘柄の株価水準はある一定割合で高く(低く)なる傾向が強い

の数が多い(逆相関性が高い)=日経225およびTOPIXの水準が高く(低く)なると、その銘柄の株価水準はある一定割合で低く(高く)なる傾向が強い。

ことを意味します。
   この2つの株価指数は、指数算出の対象となる銘柄も、算出方法も異なります(具体的な算出方法は×ページ)。そのため、どちらも「市場全体を表す指数」ではありますが、その時々の相場動向で「日経225のほうが上がりやすい」「TOPIXのほうが上がりやすい」という状況になることがあります。どちらの指数との相関性が高いのかを見ておくと、そうした状況のときに買う銘柄の候補を絞ることができます。

 
A β(ベータ)値     

   日経225とトピックスとの相関度を示す星印の右に「β値」を表示しています。
   β値は、各株価指数の価格水準が「1」変化したときに、その銘柄の株価水準はいくら変化するかを示す指標です。@で見た、「各株価指数の引値をx、各銘柄の引値をyとしたときの関係式『y=ax+b』(a,bは定数。ただし、正相関の場合はa>0、逆相関の場合はa<0)」でいうと、xの係数「a」がβ値です。
   なお、()内に示されている数字は決定係数(相関係数の2乗)で、値が1に近いほど株価指数との相関性が高いことを意味します。
   β値が「1」の場合、株価指数が「1」動くと、その銘柄の株価も「1」動く、という意味になります。つまり、その銘柄の値動きの度合いは株価指数とほぼ同じ、ということです。
   β値が1より大きくなるほど「株価指数よりも派手に動く」、β値が1より小さいほど「株価指数よりも地味な値動き」と解釈されます。
   とくに株価指数との相関性の高い銘柄については、β値が「その銘柄の値動きのうち、株価指数の影響度はどのくらいか」を知る目安になります。各指数に連動するタイプのETFなどで保有銘柄をヘッジする場合、β値をもとにヘッジに適した株数を判断する、という使い方もできます。

 
B 国債金利
(長期金利)
    

   日本国債の利回りと、各銘柄の株価(引値)の相関性を調べた結果です。 は、

の数が多い=金利が上がる(下がる)と株価水準が上がる(下がる)傾向が強い

の数が多い=金利が上がる(下がる)と、株価水準は下がる(上がる)傾向が強い

ことを意味します。2010年版では、国債先物の価格との相関を掲載しました。今回ではの付き方が逆になります。

 
C 米ドル
ユーロ
    

   米ドルおよびユーロと株価(引値)の相関性を調べた結果です。「円高(ドル安、ユーロ安)になると株価が下がる」「円安(ドル高、ユーロ高)になると株価が上がる」傾向が強い銘柄ほど、正の相関性が高くなります。
   逆に、「円高になると、株価が上がる」傾向が強い、“円高メリット”型の銘柄は、逆相関性が高くなります。 つまり、

の数が多い=ドルやユーロが上昇(下落)すると、株価水準も上がりやすい(下がりやすい)。つまり、円安がプラス要因、円高はマイナス要因。

の数が多い=ドルやユーロが上昇(下落)すると、株価水準は下がりやすい(上がりやすい)。つまり、円高がプラス要因、円安はマイナス要因。

を意味します。

 
D NYダウ
ナスダック指数
    

   日本市場の株価は米国市場の影響を受ける面が多分にありますが、米国で事業を展開する日本の個別銘柄でも、NYダウ構成銘柄との関連で売買されやすい銘柄、ナスダック構成銘柄との関連で売買されやすい銘柄があります。どちらの指数に影響されやすいか、両指数との相関性の違いから判断することができます。 は、

の数が多い=NYダウおよびナスダックが高く(安く)なると、株価水準が上がりやすい(下がりやすい)

の数が多い=NYダウおよびナスダックが高く(安く)なると、株価水準が下がりやすい(上がりやすい)

を意味します。

 
E CRB指数     

   CRB指数は、米国の各種商品先物の価格から算出される指数で、いわば、総合的な国際商品先物の市況を示す指数です。 は、

の数が多い¬=国際商品市況の上昇(下落)は、株価のプラス(マイナス)要因

の数が多い=国際商品市況が上昇(下落)は、株価のマイナス(プラス)要因

を意味します。

 

●相関性について●

2つのデータの相関の強さを表す数値として「相関係数」があります。

相関係数の動く範囲は「−1」から「+1」までで、これが「+1」に近いほど、正の相関が強いことを示します。

たとえば、指標の値をx、個別銘柄の株価をyとしたとき、常に「y=ax+b」(a,bは定数、a>0)という一定の式で表されるとするならば、指標の水準と株価水準の変化は常に正比例していることになります。この場合、相関係数は「+1」で、完全な正相関です。相関係数が「+1」に近い銘柄は、「指標の値と個別銘柄の株価の関係は概ね「y=ax+b」という式で表される」ということになります。つまり、その指標の水準が高く(低く)なると、その銘柄の株価水準も概ねある一定割合で高く(低く)なっている、という意味です。

他方、相関係数が「−1」に近いほど、逆相関性(負の相関性)が強いことを示します。これは、水準の変化の仕方が逆方向になっている状態、つまり、「一方の値が高くなると、もう一方の値は低くなる」という状態です。指標の値をx、個別銘柄の株価をyとすると、双方の関係は概ね「y=ax+b」(a,bは定数、ただし、a<0)という式で表されることになります。

なお、正および逆の相関性がほとんどない場合には、相関係数は「0」に近い値になります。

この「各種指標との相関性」欄では、各種指標が各銘柄の株価と正の相関関係にある場合には「」マークを、逆相関関係にある場合には「」マークをつけています。星印の数が多いほど、正または逆の相関が強いことを示します。

相関係数の値は()内に記載しています。なお、星の数を決める基準は、銘柄による強弱が現れるよう、各指標ごとに設定しています。

(この欄のデータ期間は08年7月1日〜11年6月30日(過去約3年)です。)

6ヶ月・日足チャート・欄値動き分析・欄


紹介ページに戻る
注文方法を見る


■HOMEに戻る   ↑top に戻る。   ■個人情報保護に対する弊社の方針   ■特定商取引法に基づく事項   ■FAQ
Copyright (C)2011 Nadeshiko Investment Co., Ltd. All Rights Reserved.