【値動き分析】欄 |
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順張り・逆張り
●過去3ヶ月
(引値→ 翌日引値) |
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| | その銘柄が前日比上昇(下落)で引けた日の翌日、その銘柄は前日比上昇(下落)で引ける傾向が強いか、逆に、翌日は前日比下落(上昇)で引ける傾向が強いか、を調べた結果です(データ検証期間は、11年4月1日〜6月30日)。
順張り・逆張りはそれぞれ、
順張り:今日の株価が前日比上昇(下落)で引けると、翌日の引値も前日比上昇(下落)となる傾向がある。
逆張り:今日の株価が前日比上昇(下落)で引けると、翌日の引値は前日比下落(上昇)となる傾向がある。
という値動きの性格を表現しています。順張り度の傾向が強い銘柄ほど、帯のアミ掛けの位置が左側にきます。
たとえば、順張り度の高い銘柄の場合、買うならば「前日比上昇の日の大引けが有利」。その銘柄を持っている場合は、「前日比上昇の日は翌日も値上がりする確率が高いので、持っていたほうがよい」といった判断に使えます。
逆張り型の銘柄は、買うならば「前日比下落の大引けで」。その銘柄を持っていて大きく上昇したら「いったん利益確定」といった判断もできます。
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順張り・逆張り
●過去3ヶ月
(寄値→ 引値) |
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| | 寄値が前日の引値に比べて高かった(安かった)とき、その日の引値は寄付値よりも高くなる(安くなる)傾向が強いか、逆に、安くなる(高くなる)傾向が強いかを調べた結果です。
順張り・逆張りはそれぞれ、
順張り:寄値が前日引値よりも高かった(安かった)とき、その日の引値は寄値よりさらに高く(安く)なる傾向がある
逆張り:寄値が前日引値よりも高い(安い)と、その日の引値は寄値よりも安く(高く)なる傾向がある
という値動きの性格を表現しています。順張り度合いが強い銘柄ほど、帯の色の部分が左側にきます。帯の色はそれぞれ、
■赤=強い順張り
■ピンク=順張り傾向
■グレー=中立
■水色=逆張り傾向
■青=強い逆張り
の値動きを示します。
逆張り度の強い銘柄は、「前日引値より高く寄り付いたら売り」「前日引値より安く寄り付いたら買い」が有利、と捉えられます。寄付から大引けまでのデイトレードの候補銘柄として注目できます。
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順張り・逆張り
●過去5年
(引値→ 翌日引値) |
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| | 今日の株価が前日比上昇で引けると、翌日は値上がりしやすいか、値下がりしやすいか、という値動きの性格「順張り」「逆張り」については、過去約5年(06年4月から11年6月30日まで)の長期の傾向も示しています。 過去5年の順張り・逆張り度合いと、過去3ヶ月の順張り・逆張り度合いを比較して、過去3ヶ月のほうが順張り度が高い場合、市場参加者からの人気が集まっている可能性が示唆されます。 逆に、過去5年では順張り型であるのに、過去3ヶ月では逆張り型になっている銘柄は、市場参加者の注目度が下がり “不人気化”しているか、市場参加者のその銘柄に対する売買姿勢が変化している可能性があります。 |
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A |
日経225先物
引値の 前日比 上昇・下落 に対する 値動き
(引値→ 翌日引値) |
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| | 先の「順張り」「逆張り」は、その銘柄自身の前日比上昇下落と翌日の前日比上昇下落との関係に着目したものですが、銘柄によっては、その銘柄自身の値動きよりも、「インデックスが前日比上昇だったか、下落だったか」が翌日の値動きを左右していると見られるケースもあります。
この欄は、日経225先物が前日比で上昇(下落)で引けた翌日、その銘柄は前日比上昇(下落)で引ける傾向が強いか、逆に、前日比下落(上昇)で引ける傾向が強いかを調べた結果を示しています(データ検証期間は過去3ヶ月および過去3年)。順張り・逆張りはそれぞれ、
順張り:日経225先物が前日比上昇(下落)で引けた翌日、その銘柄は前日比上昇で引ける傾向がある
逆張り:日経225先物が前日比上昇(下落)で引けた翌日、その銘柄は前日比下落(上昇で引ける傾向がある
という意味になります。
日経225先物の大引けは15時10分で、東証上場の個別銘柄の大引けは15時ですから、日経225先物の引値を確認してから東証上場の銘柄の売買をすることは不可能ですが、たとえば、「今日、先物が前日比上昇で引けるのはほぼ間違いない」という日に、順張り度の高い銘柄を大引けで買う候補銘柄にする、あるいは逆張り度の高い銘柄を大引けで売る候補銘柄にするといったやり方は可能です。
先の「その銘柄自身の前日比上昇下落」に対する翌日の順張り度・逆張り度と、「日経225先物の前日比上昇下落」に対する順張り度・逆張り度を比較することで、どちらの値動きを売買出動のシグナルにするか、という判断にも使えます。
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B |
S&P500
引値の 前日比 上昇・下落 に対する 値動き
(寄値→ 引値) |
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| | 日本の株式市場が明日上がるか下がるかは、その日の夜から翌日早朝にかけて取引されている米国市場の動向によって左右される部分がかなりあります。
とりわけその傾向が顕著なのが寄付でしょう。日本時間の早朝に確定する米国市場が値上がりしていれば、日本市場の寄付も高い、米国市場が値下がりしていれば、日本市場の寄付も安い、といった状況は頻繁に目にするところです。
ただ、その米国市場の動向が日本市場の大引まで影響するかというと、その影響度は銘柄によりけりです。米国市場が前日比上昇(下落)で引けて、高く(安く)寄り付いた銘柄の中には、場中売られて(買われて)大引けは寄付よりも安く(高く)なる傾向が強いものもあります。
この欄は、米国の株価指数S&P500のが前日比上昇(下落)で引けた日、各銘柄の引値は寄付よりも高くなる傾向が強いか、安くなる傾向が強いかを調べた結果です(データ検証期間は、過去3ヶ月および過去3年)。順張り・逆張りはそれぞれ、
順張り:S&P500が前日比上昇(下落)で引けた日、寄付よりも引値のほうが高くなる(安くなる)傾向がある」
逆張り:S&P500の引値が前日比上昇(下落)した日、寄付よりも引値のほうが安くなる(高くなる)傾向がある
という意味になります。
各銘柄を調べてみると、強さに違いはありますが、逆張り型の銘柄のほうが多くなっています。とくに逆張り度の強い銘柄は、米国市場が大幅上昇(下落)して、大きく上げて(下げて)寄り付いたときに「寄付で売って(買って)、大引けで手仕舞う」という逆張りの日計り売買の候補にする方法も考えられます。
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C |
ボラティリティー |
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| | ボラティリティーは株価の変動率の大きさを示す値です。高いほど「値動きが激しい」、低いほど「値動きがおとなしい」ことを示します。
値動きは、リスク・リターンの源泉ですから、ボラティリティーの高い銘柄は「期待される収益も大きい反面、損失が出た場合にも大きい」(予想される損益のブレが大きい)、ボラティリティーの低い銘柄は「値動きは安定的だが、期待される収益は小さい」(予想される損益のブレが小さい)と捉えられます。
この欄では、過去3ヶ月(11年4月1日から6月30日まで)については、引値ベースとザラ場ベースを、過去5年(06年4月から11年6月30日までは引値ベースのボラティリティーを5段階で表示しています。
●過去3ヶ月(引値ベース)
対象期間中の日々の上昇下落率について標準偏差を調べ、その大きさによって、ボラティリティーを5段階表示しています。
●過去3ヶ月(ザラ場ベース)
対象期間中の日々の「高値」と「安値」の幅の平均を取り、その値の大きさでボラティリティーの高さを5段階で表示しています。
ザラ場ベースのボラティリティーが大きい銘柄は、デイトレードで収益を狙う候補にもなります。
●過去5年(引値ベース)
効率的に収益をあげるには、「値動きがよくなっている局面」で、「一方向に進む傾向が強い銘柄」に注目することがコツといえます。
ボラティリティーが高まっているという状況は、「値動きがよくなっている」ことを示唆するものでもあります。過去7年の長期的な傾向に比べて、過去3ヶ月のボラティリティが上昇している銘柄は、短期的に値動きがよくなっている可能性があります。加えて、短期的な順張り度が高ければ、一方向に進む傾向が強い」という条件も満たす銘柄と捉えられます。
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※上場年月により「過去5年」「過去3年」のデータがない場合は、帯が無色になっています。 |