なでしこインベストメント > 株式 > 「陽線なら買い持ち・陰線で売却」パフォーマンスを検証してみる

陽線で買い持ち
陰線で売却

パフォーマンスを検証してみる

1.「買い持ち」「ポジションなし」のサインを表示する

陽線は「終値のほうが始値よりも高い」、すなわち「終値>始値」です、この場合に「買い」、または、陽線が続いている場合には「買い持ち」になります。

この「買い」「買い持ち」を表すサインを「1」とします。

それ以外(陰線(終値<始値)または寄引同値(終値=始値))は「ポジションなし」です。そのサインは「0」として、各日付それぞれのサイン が「前日比上昇下落率(%)」の隣のF列に表示されるようにしてみます。

各日付のサインの表示は「IF」関数を使うとあっという間です。

IF関数は、ある条件(論理式)を設定して、「その条件に合っている(真)なら、そのセルはこういうデータを入れる」「その条件に合っていない(偽)ならば、そのセルにこういうデータを入れる」という指示を実行する関数です。

この検証の場合、「終値>始値」という条件を設定して、真ならばF列のセルに「1」を、偽ならばF列のセルに「0」を表示するようにします。

<IF関数を使ってサインを表示させる手順>

@最初の日付10月3日のF列のセルを1回クリックした状態で、「fx」ボタンをクリックします。

fxボタンは図2の赤丸のところにあります。これをクリックすると、「関数の挿入」というボックスが出てくるのと同時に、F列2行目のセルに「=」が表示されます。

A「関数の分類」の選択肢の中から「論理」を選び、「関数名」に表示されている関数の中から「IF」を選んで「OK」をクリックします。

「関数の引数」というボックスが出てきて、F列2行目のセルは「=IF()」と表示されます。

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B「論理式」欄に「終値>始値」の不等式を入力します。

まず10月3日の終値のセル(C列2行目)をクリックし、キーボードで「>」を入力。続けて、10月3日の始値のセル(B列2行目)をクリックします。すると、図5のような不等式が表示されます。

C「真の場合」欄に「1」を、「偽の場合」欄には「0」を入力します。

「OK」またはEnterをクリックすると、F列2行目のセルに「0」が表示されました。10月3日は終値<始値、陰線なので、確かにサインは「0」で間違いありません。

10月4日以降については、F列3行目のセルをフィルダウンすれば各日付のサインが全部表示されます。

※「陽線ならロング」「陰線ならショート」という、売り買い両方行う売買を検証したい場合には、関数の引数を入れる際に、「偽の場合」の欄に「−1」を入力します(この場合、寄引同値のサインは「−1」となり、ポジションはショートとなります 。「寄引同値のときはロング」にしたい場合は、IF関数の引数の「論理式」欄の入力を「終値>=始値」にします)

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